レシピの背景とポイント
熱中症は近年増加傾向
近年の夏は、昔と比べて暑さが増してきていて、夏バテや脱水、熱中症への対策が必要不可欠になっています。
学校や仕事場、屋外での活動中に熱中症になり救急搬送されたといったニュースも何に何度も耳にします。
総務省消防庁が発表した統計によると、2010何以降のここ10年間で熱中症による救急搬送が大きく増加傾向であるようです。
年齢・屋内・外 問わず気をつけるべき
また、総務省消防庁の同発表によると、年齢別の発生場所をみると、高齢者では住宅での発生が著しく多く、10代の若い年齢層では運動に多く発生しているようです。
さらに、統計を見ると、作業中、道路・駐車場、公衆出入場所、学校などでも年齢問わず起こっています。
このことから、屋内屋外問わず、どの年齢の方でもどの場所でも熱中症がおこる可能性があります。
私の体験談
私は、大阪で一人暮らしをしていた20代の頃、熱中症になりました。
仕事で疲れて食事もまともに食べず寝に寝てしまった夏の夜のこと。
突然、暑さを感じて目が覚めました。
なんだか体がおかしい。苦しい、助けて。。
楽になる方法を求めてベットから飛び降りましたが、目の前が真っ暗で体が思うように動かない。
思考も体もまともに動かない状況で、息苦しさと戦いながら這うようにトイレへ。
じっとしていたら冷や汗が出て、苦しくて、命が危ないと本能的に思いました。
トイレも蒸し暑く、用をたしても体はおかしいまま。冷や汗と動かない体に、やばいと感じてトイレから床に倒れるように飛び出ました。
なんとかしなきゃ。助けて。。
必死の力を振り絞って5メートル先の扉を開けてベランダへ飛び出ました。
外の空気にあたってすーと楽になりましたが、本当に怖かったです。
重度の熱中症は命にも関わります。
これらのことを理解し、暑い夏は、普段から熱中症への理解と対策を意識した生活を送ることが命を守る上で本当に大切だと身をもって体験しました。
熱中症対策はどうすればいいの?
熱中症の要因は、温度や湿度などの「環境」の要因と、年齢や栄養状態・体調などの「からだ」の要因、運動や水分補給ができないなどの「環境」の要因の3つにわけられます。
熱中症は意識すれば予防できるものだと思います。普段からの意識が大切です。
環境づくりの対策
環境面ですぐにできるポイントをまとめました。水分補給は喉が乾いていなくても、こまめに摂るのが大切です。いつでも水分を取れる環境を整えましょう。
・こまめに水を飲めるように、外出時などは水筒やペットボトルを持ち歩く。
・室内ではすだれ、室外では帽子や日傘などを使って直射日光を避ける工夫をする。
・室内で過ごすときは扇風機やエアコンをつける。
症状が出ていないときでも意識することで熱中症の予防につながります。お出かけ前に水分を忘れないように、メモに書いて貼っておくなど工夫するといいですね😌
食事面での対策
普段の熱中症予防で大切なのは、「水分」です。さらに、激しい運動をしたときや汗を書いた時には、加えて「塩分」も重要です。
人の体は、汗をかくと体内のミネラル成分も一緒にでていきます。汗をかく予定や仕事があるときは、スポーツドリンクや経口補水液、塩分の入った飴などを持っておくと手軽に補給がしやすいです😌
水分は、あったかいものより常温〜冷たいものがおすすめです。日中もこまめに水を飲むことが大切です。さらに、朝起きたとき、お風呂の後は無意識に体の水分が減っている状況なのでコップ一杯の水を飲む習慣をつけるのがおすすめです。
熱中症におすすめな食べ物
水分が多く含んでいるものや、塩分などのミネラルが豊富なものがおすすめです。
基本はしっかりとバランスよく食べること
しっかりバランスのとれた食事を摂ることで、普段の生活ではミネラルは不足しにくくなります。もし、夏バテや時間がなくて朝ごはんが食べれないなどの状況があるならば、果物やスープ、スムージーなどの水分量が多くミネラル豊富で手軽なこれらのものを、取り入れることができないか考えてみましょう😊
水分やミネラルが豊富で体を冷やしてくれる野菜
とまとやきゅうりなどは水分が多く、ミネラルも含まれる野菜です。
生で食べれる野菜は、体を冷やしてくれるうえビタミンなどの栄養もとれるので、夏の暑い時期も積極的に取り入れてほしいと思います。
ビタミンB1は疲労回復におすすめ
ビタミンB1は、糖代謝を助けて疲労回復に役立つビタミンです。豚肉や大豆製品などに多く含まれ、夏バテ予防を目的とした食材選びでも注目される食品です。
疲れが溜まっていたり体調が悪いと、熱中症のリスクにもつかながります。食事の面で栄養が不足しないようにしっかり食べれるといいですよね。
今回のレシピをは「冷や汗」
今回は、熱中症対策におすすめな「冷や汁」のレシピを考えてみました。
味噌は塩分を含み、さらには具材に野菜もたっぷり使っているのでミネラルやビタミン補給につながります。
朝食向けに手軽すぎるレシピ
今回は、加熱いらずの乗っけるだけの冷や汗です。ケトルでお湯を沸かす以外は食材を切ったものを盛り付けるだけ。
めっちゃ簡単です😌
前日に食材をささっ切っておけば、朝ごはんは具材をご飯の上に乗せるだけ♪
是非作って欲しいです😌
赤ちゃんの熱中症予防
私には、生後10ヶ月の息子がいます。
同じくらいの月齢のあかちゃんがいるママさんは知っていてほしいとおもうのでかきます。
乳児は体の調節機能が未熟で、頭の位置も低いので状況によっては地面からの照り返しなどで大人よりも熱の影響をうけやすいこともあるそうです。
家にいるときはエアコンはもちろん、外にいる時は必ず帽子や日傘で直射日光を遮ったり、麦茶やミルクなどでのこまめな水分補給、涼しい場所などでの休憩などに気をつけて、命を守ってあげてください。
今回のレシピのポイント
朝ごはん向きの手軽さ
今回のレシピは日を使わず手軽に使えるので忙しい朝にもおすすめです。
野菜や薬味は前日に切っておけば、食べるときにあったかいご飯の上にそれらを乗せればあっという間に出来上がります。
朝にしっかり水分と栄養を補給して、良いスタートを切れるといいですね😊
お椀は大きめがおすすめ
これは今回の反省点です。
入れたお椀が少し小さかったので食べにくかったのです。ということを、備忘録も兼ねてここでシェアさせていただきます。
うどんをいれるような大きめのものがいいでしょう。
その方が、惜しみなく野菜も盛れて何よりこぼれにくいので食べやすいです。
栄養たっぷりで朝から元気チャージ!
一般的によくある冷や汁のレシピは、きゅうりと豆腐を使いますが、今回はきゅうり、トマト、わかめ、なっとうを使います。
彩りも良く、朝からしっかり野菜や海藻の栄養が手軽に取れるは嬉しいですよね。
きゅうりやトマトは水分も多くミネラルも豊富な野菜です。また、味噌汁は水分はもちろん、塩分を含むので熱中症予防にもおすすめな一品です😊
食欲がなくても食べやすい
今回のメニューは、暑さで食欲が落ちている人にもおすすめです。
冷たくても美味しく食べれて、味噌汁に浸かったご飯はすすっと喉越しがよく食べやすいです。
薬味を乗せることで、爽やかな香りと風味を感じて食欲増進作用も期待できます😌
納豆とトマトの冷や汁レシピ
材料(2人分)
・あったかごはん 2茶碗分
・納豆 1パック
・トマト 1/2個(100g)
・きゅうり 6センチ(60g)
・わかめ(刺身用) 10g
・大葉 お好みで
・みょうが お好みで
・味噌 大さじ1
・お湯 大さじ2
・水 大さじ8
・かつお節 ひとつかみ(指ですりつぶして大さじ1)
作り方
1.かつお節をお湯に浸し、味噌をとく。
2.1に水を入れて冷やしておく。
3.わかめとトマトは大きめのみじん切り、きゅうりは薄切りにする。大葉とみょうがは千切りにする。
4.あったかいごはんに、わかめ、トマト、きゅうり、納豆をのせ、その上に大葉とみょうがをトッピングする。
5.2をかければ完成。
手軽にできるので是非作ってみてくださいね😊