子育て

育業最終日。10ヶ月の育児を振り返る。

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「育児休業」について

育児休暇中は暇ではない

小池都知事が発表した「育業」という言葉、

これを機に広がって

考えや制度がかわるきっかけになってほしいと思います。

育児は決して楽なことではありません。

世の中のママは休む間もなく子育てに奮闘しています。

未熟な赤ちゃんを世話する大変さ

息子が産まれて間もない頃のことを振り返ります。

生後2ヶ月くらいまでは、朝と晩の区別がつかない息子は昼も夜も頻繁に泣いて私を呼び起こします。

ママの私は、子供が泣いてるときはもちろん、息子が寝ている時の呼吸の変化やちょっとした動きが「息子からのSOS」なのではないかと思えて、些細なことが気になって気になって、それが10分刻みくらいの感覚で起こるので夜中もなかなかまとまって眠れない期間でした。

産まれたばかりの赤ちゃんは、本当にほやほやで何も自分でできなくて、こっちが気づいてあげれなかったら死んじゃうんじゃないかと思うほど、ママは気を張って赤ちゃんを守っています。

睡眠不足も続き、里帰り中の家族の協力に何度も何度も助けられました。今でもそうですが、当時も毎日毎日感謝していました。

授乳とおむつだけじゃない

生後間もない赤ちゃんのお世話は、授乳とオムツ替えが頻度が多いものですが、それだけじゃありません。

予想できない「泣き」に、いつ終わるかわからない「寝かしつけ」が本当に大変。

泣きをあやすために家事を中断して、抱っこして、お歌を歌って、寝たかと思ってそっとベッドに置いたらまた泣いて、抱っこして気づけば数時間が経っていることなんてざらにあります。やっと寝たら、中断していた家事を何時間ぶりに再開。

抱っこのしすぎで腱鞘炎になるママも多いです。大きくなった赤ちゃんの抱っこでは腰も痛めるママもいます。

そんな赤ちゃんのペースに合わせながら、家事をして、ご飯を作って、買い物もして、散歩に行って、あやして、時間になったらミルク、オムツ、うんちがでたらまたおむつ、お風呂、休む間もなくあっという間に主人の帰宅時間。・・・毎日この繰り返しです。

1人の時間もないし、ゴロゴロする時間もないです。私も、息抜きに一人で出かけたり、自分の好きなことをするまとまった時間はなかったです😭

でも、ママがこうして子供に一生懸命に向き合ってるからパパは安心してお仕事にいけたり、家族が当たり前のように生活が送れるんだと思います。

世の中の旦那さんへ

世の中の旦那さん、家にいるときは率先して寝かしつけや抱っこなど、ママと代わってあげてほしいです。少しの時間でも、そんな時間があればママは、また頑張ろうって前向きになれると思います。

子育て以外のことでも、

皿洗いや洗濯、ゴミ出し、なにか手伝ってあげようというその気持ちにママは救われます。

子供を育てるのはママだけじゃない。

仕事は大変かもしれないけど、

子供の命を守るために毎日自分の時間も惜しんで神経を削って頑張っているママの大変さも2人で分かち合って支え合って欲しいなと思います。

子供の成長を見守るために

赤ちゃんは毎週のようにできることが増えて成長していきます。

それを見たり感じるのはとっても幸せで嬉しい時間です😊

しかし、私は、子供が寝返りができて動き回れるようになってからはそれまで以上に周りにある危険に気をつけてあげなきゃと感じるようになりました。

自分自身の手洗いや衛生面への配慮、子供の周りの環境づくり、何かきになることがあればその都度試行錯誤して解消するようにしていました。

これも意外と労力が要ります。

ママの気持ちとしては、パパにもこの頑張りを認めて褒めて欲しい。と私は思っていました。

世の中のパパさん、ママが子供のためにいつもと違うことをしたり何か変えたりしたことに気づいたら「ありがとう、さすがだね」と、褒めてあげてくださいね。また次のモチベーションにつながります。

そして、成長する過程で仕方がないことですが、ママへの後追いが激しくなってきた10ヶ月ごろは私はトイレに行くのもやっとで、見えなくなると泣いて呼び戻されるのでなかなか思うように家事ができずに大変でした。

明らかに「ママあっちいかないで」と言わんばかりに泣いた時、私はそれを突き放して台所にはいけませんでした。

「どうしたの、可愛いね。それじゃあ遊ぼっか!」

息子といる時間は尊くて愛おしくて大切な時間です。

一方で、家事ができないのは少しストレスだったりしました。

でも、命を守ること、人を育てることってこういう小さな積み重ねが大きなものになっていくんだと思います。息子と向き合う時間は、とっても大切。今でも一緒にいるときは、めいいっぱい遊んであげたいと思って過ごしています。

でも、この時間が、楽だとか時間があるだとか暇だとかそういうふうには思われたくないです。息子と私にとって、この時間は必要不可欠な時間です。人が成長するため、子供が大きく育っていくために、周りの人も理解しなが守っていくべき時間だと思います。

女性だから苦労したこと

最後に、女性は働きにくい世の中だなと感じたことを書きたいと思います。

働きたくても働けない

結婚後の転職

これは、多くの方が同じ経験をしてるのではと思います。

結婚をして、県外にいる夫と過ごすために寿退社。その後、転職しようと求職活動をしていた時の話です。

何社か受けたなかで、男性の面接官にこんなことを言われたことがあります。

「子供は考えてる?うちではせめて産休まで3年間はしっかり働いてもらいたい。それまでに子供を望むならうちは厳しいかな。」

これは女性ならではの壁だと思います。

私は、年齢的にも早く子供が欲しいと考えていました。3年も待てない。

私は言葉を詰まらせながらも、正直に考えていることを答えました。

働きたくても働けない。社会の中で、女性の働きにくさを感じた経験でした。

今はリモートワークの普及や女性が働きやすい環境や制度のある会社は増えてきていると思います。働きたい女性がしっかりと働けるように制度がきちんと整っている会社が増えて欲しいなと思います。

そして、一緒に働く人たちの理解もお互いに気持ちよく働くために必要不可欠です。

どうか、女性が働きやすい世の中に、人も制度も変わっていきますように。

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