妊娠出産

里帰り出産入院中の上の子のケア

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第二子の出産は、3歳の上の子を連れて里帰り出産をしました。前置胎盤が指摘されたため里帰り時期も予定より2週間早まり、上の子を連れて妊娠28週目に里帰りを終えました。私は予定帝王切開だったためいろいろ予定が立てやすかったのが幸いでした。妊娠37週の週に予定帝王切開でしたので、入院にむけて上の子が安心してその日を迎えられるようにいろいろ悩んだり工夫してよかったことなど、記録に残しておきたいと思います。もし同じような状況の方がいらっしゃったら,少しでも参考になれば幸いに思います。

里帰りに伴う環境の変化

里帰り先は私の実家。

住んでる場所が遠いため,帰省するのは年2.3回ほど。子供が当時3歳でしたが、コロナの流行時期は帰省を控えたり,子供や家族の体調不良などのときも帰省の予定を諦めたことが何度かあったので、子供がじいじばあばと会ったことある機会は数えれるほどしかありません。

家族構成の変化

今までは子供、ママ,パパの3人家族で暮らしていました。里帰りとなると、子供、ママ,じいじ、ばあば、ひいばあば の世代を超えた5人での生活が始まります。

子供にとったら、今まで見てきた、自分,パパ、ママの三人が中心の世界から、年齢層が少し広がり5人規模での人の関わり方を経験する貴重な機会なのかなと思いました。5人いたら、3人の世界では許されていたこともそうはいかなかったりします。成長や社会勉強につながる良い面もある一方で、慣れないうちは子供にとっては戸惑うこともたくさんありました。実際,子供の様子を見ているとストレスがいつもよりたまりやすく、こちらも様子を見ながらフォローしてあげる必要性があるなあと感じました。

妊娠の経過による子供の関わり方の変化

里帰りしてからの妊娠後期お腹の母ちゃんの成長はすさまじく、赤ちゃんはお腹の中で日々成長していくので、週をまたぐごとにお腹は重たく母体を動かすのが大変になってきました。そして、無理して動くとお腹も張りやすくなってくるので、子供と遊ぶが故に動きすぎるのは良くない状態だったので、なるべくあちこちいく遊びは控えたい時期でした。健診のたびに、お腹が張ったら横になったり寝転んだり無理をしないで。と指導が入りました。

子供は、ママと遊びたい!って気持ちがあるのに、ママはお腹がはって横になってたり、お腹が張るのと重いのとで子供の行動範囲についていけなくなってきて、なかなか以前の時のようにフットワーク軽く遊んであげれませんでした。「今、ママ、お腹痛いからちょっとまってね」「今はお腹が張って横になりたいから、おしゃべりならできるよ」「ママ,お腹が張りやすくて動きすぎると遊べなくなるから、階段の上り下りはこれで最後ね」などなど、そんなことを言わないといけない場面が増えていきました。

しかも、里帰り当初、私が前置胎盤と診断されてたので、余計に無理ができず子供に対して思うようにかまってあげれなかったし、周りも前置胎盤のリスクを理解したうえで子供に「ママに無理させたらダメだよ」って言ってくれたことも、子供には我慢させてしまってストレスをためさせてしまっていたかもしれません。

そして、妊娠期はどうしても普段より気持ちの起伏も激しくなるから、子供に対してもいつも以上に怒ってしまったり、ちょっとしたことで泣き顔をみせてしまったり、そんな姿や態度を子供に見せたくないのにしてしまう自分の不安定さも,子供に不安を与えていたのかもしれません。

里帰りでの子供の変化

三歳の子供は、里帰りで我慢することも増えて,ママへの甘えが強くなってきたように感じました。「イヤだ!」も増えたし,ママと2人で遊んでるときは「あっち行って!」と他の人を部屋から追い出したり,歯磨きや布団に入るまでのイヤイヤが増して、今までの倍の時間がかかったり、ママを困らせて顔色を伺いながら許してもらえるギリギリのラインをさぐっているようにも見えて,自然とそうしたくなるような気持ちになって子供の中でも格闘して頑張っているんだろうなあって感じました。その気持ちに寄り添いながら、できることとできないことを伝えながら,子供の気持ちが紛れたり気分転換をしてあげれるような工夫をしてあげたいなって考えました。

体調や気持ちが整わなくてちょっとしたことで涙が出たり、言うことを聞いてくれない子供に必要以上に怒ってしまったり(後で反省するほど)、私の中でいろんな格闘があったりで、そんなときには「ママにこってして」「ママ、おこってる?」「おしゃべりして!」「泣かないで」って子供は泣きながら私に訴え、泣きながら言葉をかけてくれます。ママが笑顔じゃないとダメなのにごめんねって何度も思ったし、逆に子供に不安を与えて上記のような言葉を言わせてしまって本当に申し訳なかったです。妊娠にともない不安定になりがちな私自身も、子供と一緒に穏やかに過ごせるにはどうしたら良いのかなと考えました。

母と子の感情コントロール(ストレス発散法)

日常では、私だけが子供の遊び相手だとどうしても室内が多く遊びも限られてしまうので、なるべくじいじばあばに遊び相手になってもらって外に連れ出して遊ばせてあげて欲しいとお願いしました。その間に私は横になって子供が帰ってきたときに構ってあげれるように体も心もエネルギーチャージを心がけます。協力してくれる家族のありがたさを感じました。

子供を見ていても,家にずっといるより、外に出かけたり公園で遊ぶ方が、家でいる時より気分転換もできて刺激も受けて、活動量も増えて、家に帰ってこんなことしたよって嬉しそうに話してくれる姿を見て、メリットの方が多いんじゃないかなって感じました。それに、帰宅したら一番に「ままー!」って嬉しそうにこっちに来てくれる姿がとっても可愛いくて嬉しかったです😌子供の笑顔を見ると私も安心するし,その笑顔が本当に尊く私の力になってるように感じます。

私自身も、親に子供を任せて自分の時間を持てることで気持ちも身体も落ち着ける時間ができて良かったです。やりたいことも終わらせれるし、体を休める時間もできるし、子供が帰宅した時は気持ちを切り替えてかまってあげれる余裕もできました。とはいっても、私も親への甘えが出てしまうのか少し気持ちには波がありましたが、なんとか入院の日を迎えることができました。

入院中の上の子のケア

さて、心配なのが入院中の子供のこと。環境が変わって戸惑いながらも頑張ってここまで乗り越えてきてくれた我が子。「ママが赤ちゃんを産む時は入院しなきゃいけないし、しばらく会えない」ことは理解してくれていました。入院の日が迫るにつれて、わがままも増してきてた気がします。子供なりに考えることがあったり不安や寂しさがあったんだろうと思います。そんな姿をみて、入院中は会えないけど(中学生以下は面会できない病院でした)、すこしでも子供の気持ちに寄り添って寂しさが紛れるような工夫をしてあげれたら。。といろいろ考えました。それが下記の四つです。

子供への手紙

入院から退院の前日までの日数分,1日1枚の手紙を子供宛てに書いて、入院の日の前日にじいじばあばに渡しておきました。1日の終わりに子供に読んであげてねってお願いしました。手紙をかくときに心がけたポイントは、

・今日も1日よく頑張ったねと褒めてあげること

・ママの病院での様子(ネットでしらべたりして想像しながら)

・子供にママがいなくても気をつけて欲しいこと

・退院してからの楽しみを提案する

です。暑くなる時期だったので、「水分補給は今日もできたかな?」といった体調面や安全に関わることや、「退院したら一緒に◯◯したいな」といったお誘い文章などをかいて退院後の楽しみを感じて乗り越えて欲しいなあと願いながら書きました。

頑張りシールのプレゼント

1日一枚,頑張りシール台紙を作って、シールを貼れるように用意して封筒に手紙と一緒にいれました。「しっかり眠れたかな?」「歯磨きできたかな?」「たくさん食べれたかな?」「お風呂入れたかな?」「怪我せずすごせたかな?」「楽しかったかな」などなど、生活のこと,安全面、今日のふりかえりをじいじやばあばと一緒にして、できたことをたくさん褒めてもらえる時間を作ってほしいなと思って作りました。

子供へのプレゼント(宝探し風)

2日に一回,プレゼントを用意して,手紙の中に隠し場所のヒントを書きました。宝探し風にして、家のどこかに隠しているものをじいじやばあばと一緒に見つけてもらうという設定で、お願いしました。

病院からのテレビ電話

病院は個室を希望しました。子供とテレビ電話したり赤ちゃんのことも見てもらえるといいなと考えたからです。入院の日は、別れ際に「今日テレビ電話しようね!」と約束をしてバイバイしました。土日は,県外でしばらく会えていないパパも交えて3人でテレビ電話をしました。子供が頑張っている姿もみれて、直接褒めてあげたり話を聞けて私自身も安心したし、元気をもらいました。

病院で折り紙を折ってプレゼント

私は入院バックに折り紙を入れて持っていきました。面会に来てくれる家族に、子供に折り紙のプレゼントを託したかったからです。テレビ電話で、折ったものを見せて、これを明日ばあばにわたすから受け取ってね。などの約束をしたりして楽しみを増やしてあげました。病室にいると、今日はどんな一日を過ごしたのかな。寂しくて泣いてないかな。どんな気持ちで今日を過ごしたのかな。っていろいろ考えてしまいます。時間があるときに折り紙をして、子供が喜ぶ姿を想像しておることが私のリフレッシュにもなりました。ネットで調べて,「パクパク さかな」「立体 恐竜」など子供が喜びそうと思ったものをおりました。

以上のように、子供が喜んでくれたらいいなと思うものをコツコツと準備したものを、じいじばあばに言付けました。子供は,寂しくて泣いた日もあったみたいですが、じいじばあばのおかげで安心して過ごすことができたようです。

しっかり話し合うこと

子供が少しでも穏やかにすごせるように、事あるごとに子供の様子をみて不安そうなときは、必要に応じてしっかり子供と話し合うことを大切にしました。何が不安に感じているのか(だいたいのこたえは、ママがいないときが寂しい。という答えでした)、どうやったら頑張って乗り越えられるか、いろんな見方、考え方を一緒にしながら、これは嫌だ,これなら頑張れる,これだと泣いちゃう、など、子供の意見と気持ちを聞きながらいろんなパターンを一緒に検討することを大切にしました。そうして出た答えは,子供も納得してくれて、例えママがいなくて寂しくても「これなら寂しくないよ」と子供から言ってくれるようになりました。そしてちゃんと子供も現実を受け入れて、有言実行できたので私も安心できました。特に,私の入院の日,手術の日の話をすると、「なんで子供は病院には入れないの?ままに頑張れってしたいのに。」と泣きながらいうので,「じゃあ、どうしたら寂しくても頑張れるか考えようか」と、入院する日の子供の過ごし方について、子供と一緒にプランをたててあれこれ話し合いました。できること、できないことを整理して、家族の協力ももらいながら話を進めました。結果,子供が納得する形になったみたいで、当日も泣かずにバイバイしてくれました。その姿を見て,頼もしく成長も感じたし,安心できました。多分、子供も、気持ちを受け入れてもらえて、納得する形に過ごせることになり安心したんだろうなと思いました😌

何かと大変な時期でしたので、子供もなるべく穏やかに過ごさせてあげたいし,子供が不安になってたら寄り添ってあげたいと思い、今回いろいろやってみて時間をかけてしっかり向きあうことって大切だなって改めて感じました。

いろんなやり方,アプローチの仕方があると思いますが、私なりにやってよかったこと、そしてこれが、私にとっての、かけがえのない子供との貴重な思い出にもなりました。もし同じような境遇の方がいらっしゃったとしたら、この記録が一つの参考になれば幸いに思います😊

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