妊娠中に
- 立ち上がるとふらっとする
- 急にめまいが起こる
- 貧血ではないか心配
と感じたことはありませんか。
妊娠中のめまいは決して珍しい症状ではなく、
多くの妊婦さんが経験します。
主な原因として
- 貧血
- 血糖値の変動
- 血圧の変化
- 水分不足
などが関係していると考えられています。
これらは
食事の内容や食べ方を整えることで予防できる場合もあります。
この記事では管理栄養士の視点から
- 妊娠中のめまいの原因
- 食事でできる対策
- おすすめの食べ物
- 避けたい食品
- 受診の目安
をわかりやすく解説します。
妊娠中にめまいが起こる主な原因
妊娠中のめまいは
いくつかの要因が重なって起こることが多いとされています。
①鉄不足(貧血)
妊娠すると
血液量は約1.5倍
に増えます。
そのため鉄の必要量も増え、
鉄不足による貧血が起こりやすくなります。
貧血になると
- めまい
- 動悸
- 息切れ
- だるさ
などの症状が出ることがあります。
妊娠期の貧血については
こちらの記事で詳しく解説しています。
→【管理栄養士が解説】妊娠期の貧血とは?原因・診断基準・食事対策まで専門的にわかりやすく解説
妊娠中の頭痛に関してはこちらで解説しています。
→【管理栄養士が解説】妊娠中の頭痛は食べ物で改善できる?原因とおすすめの食事・避けたい食品
②血糖値の低下
妊娠中は
血糖値が不安定になりやすい状態
です。
食事の間隔が空くと
血糖値が下がり
- めまい
- 冷や汗
- ふらつき
が起こることがあります。
血糖値の急激な変動については
こちらの記事で詳しく解説しています。
→【管理栄養士が解説】妊娠中の血糖値スパイクとは?急上昇の原因・インスリンと脂肪蓄積の関係までわかりやすく解説
③血圧の変化
妊娠中は血管が拡張し
血圧が低くなりやすくなります。
急に立ち上がると
立ちくらみ
のような症状が起こることがあります。
④水分不足
妊娠中は
- 血液量の増加
- 羊水
- 代謝増加
などにより
水分不足になりやすい状態
です。
軽い脱水でも
めまいが起こることがあります。
また、妊娠中のめまいは、貧血や血糖値の変動によって動悸と一緒に起こることもあります。
→【管理栄養士が解説】妊娠中に動悸が起こるのはなぜ?原因と食べ物でできる対策・避けたい食品
妊娠中のめまい対策になる食べ物
食事だけで症状が完全に治るわけではありませんが、
栄養状態を整えることは大切です。
鉄を含む食品
妊娠中期以降の鉄の推奨量
16mg/日
鉄を多く含む食品
- 赤身肉
- あさり
- 小松菜
- ひじき
- レバー
鉄は
ビタミンCと一緒に摂ると吸収率が高まります。
例
小松菜+柑橘
ほうれん草+トマト
血糖値を安定させる食事
血糖値の急激な変化を防ぐことも大切です。
例えば
炭水化物だけの食事
例
- 菓子パンだけ
- おにぎりだけ
では血糖値が大きく変動します。
理想は
主食+主菜+副菜
の組み合わせです。
例
ご飯
焼き魚
野菜のおひたし
味噌汁
血糖値を安定させる食事については
こちらの記事で詳しく解説しています。
→【管理栄養士が解説】妊娠中の食後血糖値を上げない方法|食事・間食・生活習慣の具体的対策
水分補給も大切
目安
1.5〜2L/日
を目安に水分補給を行いましょう。
めまいを悪化させる可能性のある食品
すべての人に当てはまるわけではありませんが
次のような食事は症状を悪化させる場合があります。
甘いものの食べすぎ
糖質の多い食品は
血糖値を急激に上げたあと
急激に下げることがあります。
これが
- ふらつき
- めまい
につながることがあります。
甘いものがやめられない理由については
こちらの記事で詳しく解説しています。
→【管理栄養士が解説】妊娠中に甘いものがやめられない理由|体重と血糖を守る食べ方
受診が必要なめまい
次のような場合は
医療機関に相談してください。
- 強いめまいが続く
- 意識が遠のく
- 視界がぼやける
- 頭痛を伴う
妊娠期の食事を整えることは将来の健康にもつながる
妊娠期の食生活は
赤ちゃんの栄養だけでなく
家族全体の食習慣を整えるきっかけ
にもなります。
例えば
- 野菜を増やす
- バランスよく食べる
- 甘いものを控える
といった習慣は
将来の
- 生活習慣病予防
- 子どもの健康
にもつながります。
無理のない範囲で
食生活を整えていきましょう。
まとめ
妊娠中のめまいは
- 貧血
- 血糖値の変動
- 血圧の変化
- 水分不足
などさまざまな原因で起こります。
食事では
- 鉄を含む食品
- バランスの良い食事
- 水分補給
を意識することが大切です。
症状が続く場合は
医療機関に相談しましょう。
