妊娠中の健診で
- 「血圧が高いですね」
- 「妊娠高血圧症候群に注意しましょう」
と言われ、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
妊娠高血圧症候群は、妊娠20週以降に血圧が高くなる状態で、母体や赤ちゃんに影響する可能性があるため、慎重な管理が必要とされています。
しかし、日常生活の中で
- 食事内容
- 塩分量
- 体重管理
などを見直すことで、血圧管理をサポートすることができます。
この記事では管理栄養士の視点から
- 妊娠高血圧症候群とは
- 食事で気をつけたいポイント
- 塩分の目安量
- おすすめの食べ物
- 控えたい食品
について、具体的な数値とともにわかりやすく解説します。
妊娠中に整えた食習慣は、出産後や将来の生活習慣病予防にもつながる大切な習慣です。無理のない範囲で、できることから整えていきましょう。
妊娠中の血圧が高いときの食事対策については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
→【管理栄養士が解説】妊娠中の高血圧は食事で改善できる?原因とおすすめの食べ物・避けたい食品
妊娠高血圧症候群とは
妊娠高血圧症候群とは
妊娠20週以降に血圧が上昇する状態
を指します。
診断の目安
- 収縮期血圧 140mmHg以上
- 拡張期血圧 90mmHg以上
妊娠中は
- 血液量の増加
- ホルモンの変化
- 胎盤の影響
などにより血圧が変化しやすくなります。
高血圧が続くと
- 胎盤の血流低下
- 赤ちゃんの発育への影響
などにつながる可能性があるため、医師の指示のもとで管理することが大切です。
妊娠高血圧症候群で食事は重要?
結論からいうと
食事だけで治すことはできません。
しかし食事は
- 血圧管理
- 体重管理
- むくみ予防
をサポートする大切な要素です。
妊娠していないときの高血圧でも
- 減塩
- バランスの良い食事
- 体重管理
が基本となります。
妊娠中も同じように、食事全体のバランスを整えることが重要です。
食事で気をつけたい3つのポイント
塩分を控える
妊娠中の塩分目安
1日6.5g未満
とされています。
日本人女性の平均は
約9〜10g
といわれており、知らないうちに多くなっていることがあります。
塩分をとりすぎると
- 体内の水分量が増える
- 血圧が上昇する
- むくみが起こりやすくなる
可能性があります。
塩分の目安量については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
👉【管理栄養士が解説】妊娠中の塩分はどれくらい?1日の目安量と食事で気をつけたいポイント
むくみと食事の関係については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
👉【管理栄養士が解説】妊娠中のむくみは食事で改善できる?原因とおすすめの食べ物・避けたい食品
👉【管理栄養士が解説】妊娠中のむくみは塩分が原因?1日の目安量と食事でできる改善対策
体重増加を適切に管理する
妊娠中の体重増加は必要ですが、急激な体重増加は血圧上昇のリスクにつながることがあります。
体重増加目安(普通体重)
10〜13kg
程度とされています。
体重管理については、こちらの記事で詳しく解説しています。
👉【管理栄養士が解説】妊娠中の体重管理|増え方の目安・血糖コントロール・将来につながる食事の整え方
バランスの良い食事
食事は
- 主食
- 主菜
- 副菜
をそろえることが基本です。
例
朝食
ごはん
納豆
野菜味噌汁
昼食
おにぎり
焼き魚
野菜サラダ
夕食
ごはん
鶏むね肉料理
小松菜おひたし
妊娠高血圧症候群で控えたい食品
塩分が多い食品
- カップ麺
- インスタント食品
- 加工肉
- 漬物
- 塩辛
これらの食品は塩分量が多くなりやすいため、食べる頻度を調整することが大切です。
また妊娠中は
- 生肉
- 加熱不十分な食品
など食中毒リスクのある食品にも注意が必要です。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
👉【管理栄養士が解説】妊娠中に避けたい食べ物一覧|理由と目安量をやさしく解説
血圧管理に役立つ食べ物
特定の食品だけで血圧が改善するわけではありませんが、栄養バランスの良い食事が重要です。
おすすめ食材
- 野菜
- 果物
- 大豆製品
- 魚
野菜や果物に含まれる
カリウム
には体内の余分な塩分を排出する働きがあります。
まとめ
妊娠高血圧症候群の管理では
- 医師の指示
- 血圧測定
- 生活習慣の見直し
が重要になります。
食事では
- 塩分を控える
- バランスの良い食事
- 体重管理
を意識することが大切です。
妊娠中に身につけた食習慣は、出産後や将来の生活習慣病予防にもつながります。無理のない範囲で整えていきましょう。
