妊娠中の体重・血糖管理

【管理栄養士が解説】妊娠後期に体重が増えすぎるのはなぜ?原因と今からできる食事対策

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「後期に入ってから急に体重が増え始めた…」

「食べていないつもりなのに増える」

「毎回の健診が怖い…」

妊娠後期は、体重がもっとも増えやすい時期です。

実際に、

・むくみやすくなる
・血糖値が上がりやすくなる
・お腹が空きやすくなる

など、体の変化によって体重が増えやすい状態になります。

そのため、

👉 「意思が弱いから増える」のではありません。

ただし、
後期は血糖値や脂肪が蓄積されやすい時期でもあるため、

“増えやすい理由を知って整えること”

がとても大切になります。

この記事では管理栄養士の視点から、

・妊娠後期に体重が増えやすい理由
・後期特有の血糖値変化
・今からできる食事対策
・コンビニでもできる改善方法

をわかりやすく解説します。

🔎 妊娠中の体重管理や血糖値の基本から知りたい方はこちら

▶︎【完全ガイド】妊娠中の体重・血糖管理|増加目安・食事量・妊娠糖尿病までまとめて解説

🔎 「すでに増えすぎて焦っている…」という方は、こちらの記事で具体的な整え方を詳しく解説しています。

▶︎【管理栄養士が解説】妊娠中に体重が増えすぎたときの対処法|食事で無理なく整える方法

妊娠後期に体重が増えやすいのはなぜ?

妊娠後期に入ってから、

「急に体重が増え始めた」
「前と同じように食べているのに増える」
「空気を吸っているだけで太る気がする…」

と感じる方はとても多いです。

実際、妊娠後期は妊娠期間の中でも特に体重が増えやすい時期です。

ただし、これは単純に「食べすぎているから」だけではありません。

妊娠後期には、赤ちゃんの成長やホルモン変化によって、
体そのものが“体重が増えやすい状態”になります。

ここを理解しておくと、
必要以上に自分を責めずに、落ち着いて対策しやすくなります。

① 妊娠後期は血糖値が上がりやすくなる

妊娠後期は、赤ちゃんが急速に成長する時期です。

その影響で、胎盤から分泌されるホルモンの働きによって、

👉 インスリンが効きにくい状態

になりやすくなります。

インスリンは、本来血糖値を下げるためのホルモンです。

しかし妊娠後期では、その働きが弱まりやすくなるため、

・食後の血糖値が上がりやすい
・血糖値が高い状態が長く続きやすい

という変化が起こります。

すると体は、
血糖値を下げようとしてインスリンを多く分泌します。

このインスリンには、

👉 糖を脂肪として蓄える働き

もあるため、

血糖値が急上昇しやすい食事を繰り返すと、
脂肪が蓄積されやすくなります。

つまり妊娠後期は、

👉 「食べたものが体脂肪として残りやすい時期」

でもあるのです。

特に、

・菓子パンだけ
・麺だけ
・甘い飲み物
・空腹で甘いものを食べる

といった食べ方は、血糖値が急上昇しやすいため注意が必要です。

▶︎妊娠中の血糖値の変化について詳しくはこちら
【管理栄養士が解説】妊娠中の血糖値スパイクとは?急上昇の原因・インスリンと脂肪蓄積の関係までわかりやすく解説

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【管理栄養士が解説】妊娠中の食後血糖値を上げない方法|食事・間食・生活習慣の具体的対策

② むくみによって体重が増えやすくなる

妊娠後期は、赤ちゃんや羊水の増加によって血液量も大きく増えます。

さらに、大きくなった子宮が血流を圧迫することで、

👉 水分をため込みやすい状態

になります。

その結果、

・足がむくむ
・靴下の跡が残る
・朝より夜のほうが重い

といった変化が起こりやすくなります。

この「むくみ」も、
体重増加の原因のひとつです。

特に、

・塩分が多い食事
・加工食品中心
・外食やコンビニ食中心

になると、さらに水分をため込みやすくなるため注意が必要です。

ただしここで大切なのは、

👉 「水を飲まない」のではなく、塩分バランスを整えること

です。

水分を極端に減らすと、
かえって脱水や便秘につながることがあります。

▶︎むくみについて詳しくはこちら
【管理栄養士が解説】妊娠中のむくみは食事で改善できる?原因・塩分・対策をわかりやすく解説

▶︎塩分の目安はこちら
【管理栄養士が解説】妊娠中の塩分はどれくらい?1日の目安量と食事で気をつけたいポイント

③ 運動量が減りやすくなる

妊娠後期は、お腹が大きくなることで体への負担も増えていきます。

そのため、

・疲れやすい
・動くとお腹が張る
・息切れしやすい
・体が重い

と感じやすくなります。

すると自然と、

👉 消費エネルギー(活動量)

が減りやすくなります。

一方で食事量が変わらない場合、
以前より体重が増えやすく感じることがあります。

ただし、

👉 無理に運動量を増やす必要はありません

後期は安全が最優先です。

まずは、

・食後に少し歩く
・長時間座りっぱなしを避ける
・無理のない範囲で体を動かす

程度でも十分役立ちます。

④ 食欲が増えやすくなる

妊娠後期は、赤ちゃんの成長スピードが最も大きくなる時期です。

そのため体は、

👉 「もっとエネルギーを確保しよう」

とする状態になります。

さらに、

・血糖値の乱高下
・睡眠不足
・疲労
・ストレス

なども重なることで、

「すぐお腹が空く」
「甘いものが止まらない」

と感じやすくなります。

特に、血糖値が急上昇したあとに急降下すると、
強い空腹感が起こりやすくなります。

その結果、

・間食が増える
・夜に食べすぎる
・甘いものを繰り返し食べる

という流れにつながることがあります。

つまり、

👉 「意思が弱いから食べてしまう」のではなく、
体の変化も大きく関係している

ということです。

だからこそ大切なのは、
我慢ではなく“血糖値を安定させる食べ方”です。

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後期にやりがちな“体重が増えやすい食べ方”

妊娠後期に体重が増えやすくなる背景には、
ホルモン変化やむくみなど、体そのものの変化があります。

ただしその中でも、
体重増加を大きく左右しやすいのが「食べ方」です。

ここで重要なのは、

👉 「たくさん食べたか」だけではなく、
“血糖値が急上昇しやすい食べ方”になっていないか

という視点です。

血糖値が急激に上がると、
インスリンが多く分泌されやすくなり、

・脂肪をため込みやすくなる
・強い空腹感が起こりやすくなる

という流れにつながります。

その結果、
「気づいたら食べる量が増えていた」という状態になりやすくなります。

① パン・麺・おにぎりだけで済ませる

忙しい日や疲れている日は、

・菓子パンだけ
・麺だけ
・おにぎりだけ

で済ませたくなることもありますよね。

ただ、炭水化物だけの食事は、
血糖値が急上昇しやすい特徴があります。

特に、

・菓子パン
・甘いカフェ飲料
・砂糖入りシリアル

などは、糖質と脂質が多くなりやすく、
後期の体重増加につながりやすい組み合わせです。

👉 大切なのは
「炭水化物を抜く」ではなく、

たんぱく質や食物繊維を一緒にとることです。

例えば、

・おにぎり+ゆで卵
・パン+ヨーグルト
・うどん+卵+わかめ

のように組み合わせるだけでも、
血糖値の上昇はゆるやかになりやすくなります。

② 間食が増えやすくなる

妊娠後期は、

・お腹が空きやすい
・一度にたくさん食べられない
・甘いものが欲しくなる

という変化が起こりやすくなります。

そのため、

👉 “ちょこちょこ食べ”が増えやすい時期

でもあります。

ただし、

・甘いお菓子
・ジュース
・スイーツ

を何回も食べる状態になると、
血糖値が何度も急上昇しやすくなります。

すると、

「またすぐお腹が空く」

「また食べる」

という流れが起こりやすくなります。

そのため間食では、

・たんぱく質
・脂質
・食物繊維

を含むものを選ぶことが大切です。

例えば、

・無塩ナッツ
・高たんぱくヨーグルト
・チーズ
・ゆで卵

などは、血糖値が安定しやすく、
満腹感も続きやすい間食です。

▶︎間食の考え方はこちら
【管理栄養士が解説】妊娠中のおやつは必要?何をどれくらい食べていい?体重管理と栄養補給を両立する間食の考え方

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【管理栄養士が解説】妊娠中におすすめの低GI間食5選|血糖値を安定させる選び方と具体例

③ 夜にまとめて食べる

後期は疲れやすくなるため、

「昼は適当に済ませて、夜にしっかり食べる」

という状態になりやすくなります。

しかし夜は、
日中より活動量が少なくなるため、

👉 食べたエネルギーをため込みやすい時間帯

です。

さらに、

・夜遅い時間
・空腹状態からのドカ食い
・炭水化物中心

になると、
血糖値が急上昇しやすくなります。

そのため、

・昼に極端に減らしすぎない
・夜にまとめ食いしない
・脂質をとりすぎない

ことが大切です。

▶︎夜ご飯の考え方はこちら
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【管理栄養士が解説】妊娠中のコンビニ夜ご飯は何を選ぶ?体重管理と血糖値を守る食べ方とおすすめ組み合わせ

今からできる体重増加対策

ここまで読むと、

「結局、何をすればいいの?」

と感じる方もいるかもしれません。

でも実際は、
極端な制限をしなくても、

👉 “血糖値を安定させる食べ方”

を意識するだけで、
体重の増え方は変わりやすくなります。

まずは、次の4つから始めてみてください。

① 炭水化物だけで食べない

もっとも大切なのがここです。

炭水化物だけの食事は、
血糖値を急上昇させやすくなります。

そのため、

✔ 主食+たんぱく質
✔ 主食+野菜

を意識します。

例えば、

・おにぎり+サラダチキン
・パン+卵+ヨーグルト
・うどん+豆腐+わかめ

などです。

👉 「主食を減らす」のではなく、
“組み合わせる”ことが大切です。

▶︎朝食についてはこちら
【管理栄養士が解説】妊娠中の朝食と血糖コントロール|血糖値を安定させる食べ方

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【管理栄養士が解説】妊娠中の昼ごはんは何を食べる?体重管理と栄養バランスを整えるメニュー例

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② たんぱく質を毎食入れる

たんぱく質は、
赤ちゃんの成長にも必要な栄養素です。

さらに、

・満腹感を保ちやすい
・血糖値が安定しやすい

という特徴があります。

特に後期は、
「すぐお腹が空く」という悩みが増えやすいため、

👉 毎食少しずつ入れること

が大切です。

例えば、

・卵
・鶏肉
・魚
・豆腐
・ヨーグルト

などを組み合わせます。

③ 野菜や汁物から食べる

食べる順番も重要です。

最初に、

・野菜
・汁物
・たんぱく質

を食べることで、
糖の吸収がゆるやかになりやすくなります。

その結果、
食後血糖値の急上昇を防ぎやすくなります。

▶︎詳しくはこちら
【管理栄養士が解説】妊娠中の食後血糖値を上げない方法|食事・間食・生活習慣の具体的対策

④ 夜を“軽く整える”

後期は、
夜の食べ方が体重増加に影響しやすくなります。

ただし、

👉 「夜を抜く」のはNGです

空腹時間が長くなると、
次の食事で血糖値が急上昇しやすくなることがあります。

そのため、

✔ 食べすぎない
✔ 脂質を増やしすぎない
✔ 炭水化物単品にしない

を意識することが大切です。

コンビニでも体重管理はできる

「毎日ちゃんと作れない…」

そう感じる方も多いと思います。

でも実際は、
コンビニでも組み合わせ次第で十分整えられます。

むしろコンビニは、

✔ 栄養成分表示が見れる
✔ 量を調整しやすい
✔ たんぱく質を追加しやすい

というメリットもあります。

例えば、

・おにぎり+サラダチキン
・サラダ+味噌汁
・ゆで卵追加

などを意識するだけでも、
血糖値の安定につながります。

▶︎まずはこちら
【管理栄養士が解説】妊娠中コンビニ完全ガイド|数値でわかる安全な選び方

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・【妊娠中のコンビニ朝ごはん】
・【妊娠中のコンビニ昼ごはん】
・【妊娠中のコンビニ夜ご飯】
・【妊娠中のコンビニおやつ】

こんなときは注意

妊娠後期は体重が増えやすい時期ですが、

中には医療機関へ相談したほうがよいケースもあります。

例えば、

・短期間で急激に増えた
・強いむくみがある
・頭痛が続く
・血圧が高い
・視界がチカチカする

といった症状がある場合は注意が必要です。

妊娠高血圧症候群などが関係していることもあるため、
自己判断せず、健診で相談してください。

▶︎詳しくはこちら
【管理栄養士が解説】妊娠高血圧症候群の食事とは?塩分量の目安とおすすめの食べ物・避けたい食品

まとめ

妊娠後期は、

・血糖値が上がりやすい
・むくみやすい
・お腹が空きやすい

など、体重が増えやすい条件がそろう時期です。

そのため、

👉 「頑張りが足りない」のではなく、
体の変化が大きく関係しています。

だからこそ大切なのは、

“食べないこと”ではなく
“血糖値を安定させる食べ方”です。

・炭水化物だけにしない
・たんぱく質を一緒にとる
・野菜から食べる
・夜にまとめ食いしない

こうした積み重ねだけでも、
体重の増え方は変わっていきます。

完璧を目指さなくても大丈夫です。

👉 「今日1つ整える」

その積み重ねが、
妊娠後期の体調管理につながっていきます。


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