妊娠中の体重・血糖管理

【管理栄養士が解説】妊娠糖尿病でもパンは食べていい?血糖値を上げにくい選び方と食べ方

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妊娠糖尿病でもパンは食べていい?

妊娠糖尿病と診断されたあと、

「パンは血糖値が上がりやすいって聞くけど食べていいの?」

「もうパンは我慢しないといけない?」

と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

パンは手軽に食べられるため、

妊娠中の朝食や軽食として利用している方も多い食品です。

結論からいうと、妊娠糖尿病でもパンを完全に禁止する必要はありません。

ただし

・パンの種類

・食べる量

・一緒に食べる食品

によって血糖値への影響が大きく変わるため、選び方と食べ方を意識することが大切です。

この記事では管理栄養士の視点から

  • 妊娠糖尿病とパンの関係
  • 血糖値を上げにくいパンの選び方
  • 食べ方のポイント

をわかりやすく解説します。

また、妊娠糖尿病の食事全体の考え方については、以下の記事でも詳しく解説しています。

▶内部リンク

【管理栄養士が解説】妊娠糖尿病の食事療法|血糖値を安定させる具体策と将来への影響

🔎 妊娠中の体重・血糖管理をまとめて知りたい方へ→【完全ガイド】妊娠中の体重・血糖管理|増加目安・食事量・妊娠糖尿病までまとめて解説

妊娠糖尿病でパンが心配になる理由

妊娠糖尿病では、妊娠中に分泌されるホルモンの影響で**インスリンの働きが弱くなる(インスリン抵抗性)**ため、血糖値が上がりやすくなります。

特にパンは

・精製された小麦粉

・消化吸収が早い炭水化物

でできているため、血糖値が上昇しやすい食品といわれています。

妊娠していないときは問題なく食べられていたパンでも、妊娠中は血糖値の上昇に影響することがあります。

そのため、パンの種類や食べ方を意識することが重要になります。

血糖値が急激に上昇する現象は「血糖値スパイク」と呼ばれ、体への負担につながることがあります。

▶妊娠中の血糖値スパイクについてはこちらで詳しく書いています。↓

【管理栄養士が解説】妊娠中の血糖値スパイクとは?急上昇の原因・インスリンと脂肪蓄積の関係までわかりやすく解説

妊娠糖尿病でもパンを食べるときの量の目安

妊娠糖尿病の食事では、

1日3食均等に炭水化物を摂取し、食後の急激な血糖値上昇を防ぐことが重要です。

目安は1食あたり
炭水化物約40g〜60g(ご飯なら軽く1膳100g〜150g程度)です。

パンでの目安だと、

食パン6枚切り1枚の炭水化物量は

約26〜28g程度

とされています。

そのためパンを食べる場合は

・食パン6枚切り1枚

・全粒粉パン1枚

程度を目安にし、たんぱく質や野菜と組み合わせて食べることが大切です。

血糖値を上げにくいパンの選び方

パンを選ぶときは、食物繊維を含むパンを選ぶことがポイントです。

全粒粉パン

全粒粉パンは

・食物繊維

・ビタミン

・ミネラル

を含み、精製された小麦粉よりも血糖値の上昇が緩やかになる傾向があります。

ライ麦パン

ライ麦パンは

・食物繊維が多い

・GI値が比較的低い

という特徴があります。

そのため、白いパンより血糖値が上がりにくい傾向があります。

GIパン

最近では

・低糖質パン

・ブランパン

なども販売されています。

ただし商品によって栄養成分が大きく異なるため、栄養表示を確認することが大切です。

避けたいパンの種類

次のようなパンは糖質や脂質が多く、血糖値が上がりやすいため注意が必要です。

・菓子パン

・クリームパン

・チョコパン

・デニッシュ

・メロンパン

これらは

・砂糖

・バター

・油脂

が多く含まれており、エネルギー量が高くなりやすい食品です。

また甘いパンが食べたくなる理由については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

▶内部リンク

【管理栄養士が解説】妊娠中に甘いものがやめられない理由|体重と血糖を守る食べ方

血糖値を上げにくいパンの食べ方

パンを食べるときは、組み合わせや食べ方も大切です。

例えば

パンだけ食べると

→血糖値が上がりやすい

しかし

・卵

・チーズ

・ヨーグルト

・サラダ

などと一緒に食べることで、血糖値の上昇をゆるやかにすることが期待できます。

朝食の具体例については、こちらの記事で詳しく解説しています。

▶内部リンク

【管理栄養士が解説】妊娠糖尿病の朝ごはんメニュー|血糖値を上げにくい食事例と組み合わせ方

妊娠中の食習慣を見直すことは将来の健康にもつながる

妊娠糖尿病と診断されると、

「好きなものを食べられなくなるのでは」

と不安に感じる方も多いと思います。

しかし妊娠中の食生活を見直すことは

・出産後の健康

・将来の糖尿病予防

・家族の食習慣

にもつながる大切な機会です。

無理な制限をするのではなく、続けられる食習慣を見つけていくことが大切です。

まとめ

妊娠糖尿病でも、パンを完全に避ける必要はありません。

大切なのは

・パンの種類

・食べる量

・食べ方

を意識することです。

バランスのよい食事を基本にしながら、安心して食事を楽しめる方法を見つけていきましょう。

妊娠中の体重や血糖値について、基礎からまとめて知りたい方はこちらも参考にしてください。
【完全ガイド】妊娠中の体重・血糖管理|増加目安・食事量・妊娠糖尿病までまとめて解説

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