妊娠糖尿病と診断されると
- 「果物は甘いから食べてはいけない?」
- 「赤ちゃんに影響が出るのでは?」
- 「どれくらいなら食べていいの?」
と不安になる方も多いのではないでしょうか。
果物には糖質が含まれるため、
食べ方によっては血糖値が上がりやすい食品でもあります。
しかし一方で果物には
- ビタミン
- ミネラル
- 食物繊維
など、妊娠中に大切な栄養素も含まれています。
そのため妊娠糖尿病でも
種類・量・食べ方を意識すれば果物を楽しむことは可能です。
この記事では管理栄養士の視点から
- 妊娠糖尿病でも果物は食べていいのか
- 血糖値を上げにくい果物
- 1日の量の目安
- 血糖値を上げにくい食べ方
をわかりやすく解説します。
妊娠中に身につけた食習慣は、
出産後や将来の健康にもつながる大切な習慣です。
安心して食べられる方法を一緒に見ていきましょう。
🔎 妊娠中の体重・血糖管理をまとめて知りたい方へ→【完全ガイド】妊娠中の体重・血糖管理|増加目安・食事量・妊娠糖尿病までまとめて解説
🔎妊娠糖尿病についてこちらの記事も参考にされてください→【管理栄養士が解説】妊娠糖尿病で食べてはいけないものは?血糖値を上げやすい食品と安全な食べ方
妊娠糖尿病でも果物は食べていい?
結論から言うと
妊娠糖尿病でも果物は食べることができます。
ただし注意が必要なのは、果物には
果糖(フルクトース)という糖質
が含まれていることです。
果物を多く食べすぎると
- 血糖値の上昇
- 体重増加
につながる可能性があります。
しかし適量であれば
- ビタミン補給
- 食物繊維摂取
- 食事満足度の向上
などのメリットもあります。
そのため妊娠糖尿病では
完全に禁止するのではなく、量と種類を調整することが大切です。
妊娠糖尿病の果物の量の目安
一般的に果物の量は
1日100〜200g程度
が目安とされています。
具体例
| 果物 | 目安量 |
| りんご | 1/2個 |
| みかん | 1〜2個 |
| キウイ | 1〜2個 |
| いちご | 6〜8粒 |
| バナナ | 1/2本 |
※個人の血糖コントロールによって調整が必要です。
血糖値を上げにくい果物
果物の中でも
食物繊維が多いものは血糖値が上がりにくい
傾向があります。
おすすめの果物
①ベリー類
例
- いちご
- ブルーベリー
特徴
- 糖質が比較的少ない
- 食物繊維が豊富
②キウイ
キウイは
- 食物繊維
- ビタミンC
が豊富です。
血糖値の上昇も比較的ゆるやかです。
③りんご
りんごには
ペクチンという食物繊維
が含まれています。
この成分は
糖の吸収をゆるやかにする働きがあります。
血糖値が上がりやすい果物
以下の果物は糖質が比較的多いため
量に注意が必要です。
例
- バナナ
- ぶどう
- マンゴー
- ドライフルーツ
特にドライフルーツは
水分が少なく糖質が濃縮されている
ため食べすぎに注意しましょう。
果物で血糖値を上げない食べ方
果物を食べるときは
食べ方がとても重要です。
ポイント
①空腹時に大量に食べない
空腹時は血糖値が上がりやすくなります。
果物だけを食べるよりも
食後や間食として少量
が理想です。
②たんぱく質と一緒に食べる
例
- ヨーグルト+果物
- ナッツ+果物
たんぱく質や脂質があると
血糖値の上昇がゆるやかになります。
間食の考え方はこちら
→【管理栄養士が解説】妊娠糖尿病の間食は食べていい?血糖値を上げにくいおやつと量の目安
→【管理栄養士が解説】妊娠糖尿病でも食べられる市販のおやつ|血糖値を上げにくい間食の選び方と具体例
③ジュースではなくそのまま食べる
果物ジュースは
- 食物繊維が少ない
- 糖が吸収されやすい
ため血糖値が上がりやすくなります。
できるだけ
そのままの果物
を選びましょう。
妊娠中はバランスの良い食事が基本
果物は健康的な食品ですが
食事の代わりにはなりません。
妊娠中の食事では
- 主食
- 主菜
- 副菜
をそろえた食事が基本です。
食事の整え方については
→【管理栄養士が解説】妊娠糖尿病の1日の食事例|血糖値を安定させる献立と食事量の目安
→【管理栄養士が解説】妊娠糖尿病のご飯は何グラム?血糖値を上げにくい主食量の目安
妊娠中の食習慣は将来の健康にもつながる
妊娠糖尿病を経験した方は
将来的に
2型糖尿病のリスクが高くなる
ことが知られています。
しかし妊娠中に
- 食事量
- 間食
- 食品選び
を見直すことは
将来の健康を守る大切なきっかけにもなります。
果物も「我慢する食品」ではなく
適量を楽しむ習慣
を身につけていきましょう。
まとめ
妊娠糖尿病でも果物は食べることができます。
大切なのは
- 1日100〜200g程度
- 食物繊維の多い果物を選ぶ
- 空腹時に食べすぎない
ことです。
適量を意識すれば
果物は妊娠中の栄養補給にも役立ちます。
無理に我慢するのではなく、
赤ちゃんとママの健康を守る食べ方を意識していきましょう。
妊娠中の体重や血糖値について、基礎からまとめて知りたい方はこちらも参考にしてください。
